CR新世紀エヴァンゲリオン・セカンドインパクト&パチスロ新世紀エヴァンゲリオン CR新世紀エヴァンゲリオン2ndIMPACT
&パチスロ新世紀エヴァンゲリオン


PS2
D3PUBLISHER
パチンコ/パチスロ

筆を取っておいていきなりこんなことを書くのは間違いかも知れないが、
筆者はパチンコ/パチスロの面白さが全く理解出来ない。
複雑なゲームを好んでプレイして来たTVゲーム世代だからなのか、
あの、玉を弾いて穴に入れる、絵柄を三つ揃えるといった
単純なゲーム性に面白みを感じられないのだ。
“ゲーム”という括りで言うなれば、ク●ゲーと感じていると言っても過言ではない。

よって筆者の今作の楽しみ方はどうしても液晶デモを眺める、
といった一種の美術鑑賞となってしまうわけだが、これが非常によく出来ている。
次々とやって来るイベントの数々。
原作の名シーンがそのままアニメや3D映像となって絶え間なく飛び込んで来る。
原作の曲や、そこからさらにノリ易くアレンジしたBGMに乗せられて、
また上手い具合にパチンコ風に消化された名台詞達が楽しい。
大当たり時にオリジナル編集の映像と共に流れる“残酷な天使のテーゼ”“魂のルフラン”
これら名曲、名演出を前にして盛り上がるなという方が無理な話だ。
それで現ナマが増えるとなれば尚更だろう。

こんなことで現ナマが増えるとあれば、ただでさえ楽しい使徒戦の3D演出にて
シンジ達を熱を込めて応援してしまうだろうし、暴走モードに入るか否か瀬戸際の際には
液晶演出に合わせて動け! 動け! 動け! 動け!
今やらなきゃ、今動かなきゃおまんまが食えないんだ!と叫んでしまうのも無理はない。
使徒殲滅の暁に初号機と同調して吼えてしまったとて誰が責められようか。
これら一見の価値ある演出を見るためには、少々のク●ゲーに耐える価値は充分にあるだろう。

と、ここまで書いてふと発想の転換が起こったのだが、
演出を楽しむためにク●ゲー部分に耐えながらプレイするゲーム……
これはよくよく考えれば、ほとんどのエヴァゲーに当てはまるではないか。
演出を楽しむためにク●ゲーに耐えて来た。
作業…… 苦痛…… 悔恨…… 戻らない時間……

そうだ、むしろパチンコの方が良質とも言えるゲームだとて少なくはない。
そう思えば、ボーっと玉を眺めながら童心に帰り、穴へ入る様子に一喜一憂するのも悪くない。
いや、それが面白いと、今だからこそ言おう。
例えば、このゲームのパチンコ部分が筆者の好きなトランプのゲームだったりすれば、
ここまで演出に凝ったゲームはそうそうない、間違いなく絶賛するだろう。
パチンコが好きな人にとってはこれほどよく出来たパチンコ台もそうそうないのだ。
それで現ナマが増えるとなれば尚更だ。

惜しむらくは、実機の研究というコンセプト上、仕方がないのかも知れないが、
筆者のようにパチンコをやらないファンのためにも人知れずネルフをクビになったミサトが
ネルフへ行く振りをして家を出て早朝からパチンコ屋に並び、
その勝敗で一家の生活水準が変わるリアルなストーリーモードが欲しかった所ではある。
尚、パチンコ、CR新世紀エヴァンゲリオン セカンドインパクトについてのみの言及となったが、
同梱のパチスロの方は演出で劣る上、筆者はスロットについてはさらに楽しみが見出せないために
ほぼ未プレイである点をご了承願いたい。
また、パチンコの前作、CR新世紀エヴァンゲリオンだが、これは単純に2の方が演出が良いために、
筆者のような目的では購入する意味は薄いだろう。
※このPlayStation2版で現ナマは増えません。