第十四話
恨みなどという言葉ではなまぬるい!!

今までサガンの魔闘気で封じられていた洞窟が何故か解放されていたので突貫。
しかし橋を渡ろうとしたところでとうえい達はあえなく落下した。
落ちた先はならくのまちヒューストーンなんだこの名前は

サガンの片腕であり特別な魔闘気を持つというゲージ
この男が仕掛けた罠だったのだろうか?
この街はこのゲージなる男が支配しているようなのでいつものようにシメに行くが……




ビビビクゥ!


またかよ! ……って、!?

うぬは  ジンギ!?

バ、バカな…… ジンギは確かにあの時……




*「だが ……いまおれは ひかりにつつまれ
  シュウのもとにいく。 はぁ〜
*「とうえい! かならず だいきょうせい
  ガルグを たおしてくれよ。 おれは さいこうの
  ともと であえ しあわせだった。 さらば!


とうえいはジンギのおかげで無想転生を纏うことが出来たんだ……(使ってませんが)
そんな! ジンギが生きているはずがない!!
元斗琉拳よ! お前は死者をも弄ぶのか! 弄ぶのかぁ――――ッ!!


*「おれは サガンさまの かたうでのゲージ
  ふふふっ! きさまたち よくここまで
  これたものだ!
*「むむっ! そこのミッシュとやらのおもかげ
  どこかで みたことがある
  だが おもいだせぬ
*「まあ いい
  どうせ ここでみなごろしだ!

なにィ!? 思い出せないだとぅ!
ならば頭をいっぱい叩いた衝撃で思い出させてやるぅ!!


*「グボッ!
  そのけん……! そのかお……!
  おもいだしたぞ!
*「ファ・ ファ・ ファルコに そっくり……
  まさか おまえは…… グボッ!


*「そう おれのちちはファルコ!
  ははのなは ミュウ!

やはりミッシュはファルコの遺児だった! X-MENではない!
では元斗皇拳伝承者でありながら元斗琉拳の創始者であるというサガンとは!?


*「にせものだ。 おれがこどものころ
  でんしょうしゃのざをねらう あくにんが
  おれをころそうとした
*「だが おれは ははミュウのぎせいにより
  いのちをとりとめた
*「おれがしんだものと おもったサガンは
  みずから げんとこうけんの でんしょうしゃと
   なのり
*「さらに げんとりゅうけんの そうししゃとなり
  この まどうのしまに くんりんしたのだ
*「おれは ちち ははのため そして
  げんとのめいよのため サガンを たおす!

金色の稲妻が光る!!

いま ならくのまちでおこったことは すべて
ゲージの まぼろしのなせるわざであった

突然挿入されるナレーション!!

サガン! 母ミュウの命を奪ったばかりか元斗の名をも地に堕とすとは!
恨みなどという言葉ではなまぬるい!
元斗皇拳正統伝承者ミッシュが! 父に代わって貴様を討つ!




ビビビビクゥ!

いい加減恥ずかしいからヤメロ!!

何故こんなところにいるのか! 海のリハク!!
海の男だけに海を渡るのはお手の物なのか!?

にしても二度目になるがアンタ南斗でしょうに



元斗琉拳創始者 サガン
*「おれは サガン!
  ふふっ! おれは このひがくるのを
  まちに まっていた。
*「リンを さらったのも ほくとそうけの
  にんげんを おびきよせるためだ!
*「なんときえゆき うらなんとは ほろび
  ここに ほくとそうけがめつぼうする!
*「いまより げんとりゅうけんが じだいの
  ちょうてんにたつ!


南斗消えゆき…… 裏南斗は滅び……

ここに北斗宗家が滅亡する!!



激突!!


 VS 


もう一度言う!

X-MENではない!






*「むむっ! ミッシュ……!
  おまえのけんに おうごんのファルコの
  まぼろしがみえる……!
*「げんとこうけんは
  とわに ひきつがれるであろう


*「とうえい!
  これで ちちとははの むねんをはらせた
*「きょうより おれは こんじきのミッシュ
  となのり げんとこうけんを でんしょうする!


サガン堕つ!


サガンもまた元斗の最強を証明したいがゆえの戦士だった!
だた惜しむらくは! あの偉大なるファルコの異名! 金色(こんじき)を!



おうごんと読んでしまう知能の低さが彼を歪めたのであろう!
お前もまた漢! 元斗皇拳の気高き拳士よ!!


虫の息のサガン!
そこへ残酷にもサガンにトドメを刺し玉座に座る男現る!!

   *「ま・まてんおう ぐは!


魔天王


*「わははははっ!
  おれは まてんおう!
  おれのけんは てんていけん!
*「ほくと なんと げんと すべてをみおろし
  そのちょうてんに くんりんする!
*「ほくとそうけのものよ
  おまえと ふたたびあえるひを
  たのしみにしておるぞ



魔道の島の真の黒幕なのか魔天王!
またしてもさらわれるリン!
しかし同じく捕らわれていたリンの姉ルイを助け出し、
とうえい達はほくとのひほうのかけらを入手した!
リンが持つ秘宝の片割れを求め、そして魔道の島を悲劇から開放するために!
とうえいの北斗神拳が唸る!!


*「おれは このよの あくがにくい!