哀★絶章 第十一部
死すならば闘いの荒野で! 大いなる伝承編!


次々と強敵を失う哀しみに飲み込まれることなく、
魔皇帝に標的を定める主人公達!

しかし!先に動いたのは魔皇帝の方だった!!




リンが! ルイが!
二人の天帝が魔皇帝の手に落ちる!!




天帝の聖地に こい!!


ついに追い詰められた魔皇帝!
自ら天帝の血を抹殺すべく主人公を聖地へと誘う!


そして天に導かれるように
あの漢も聖地へと姿を現す!






世紀末覇者ラオウが!
そしてまた一段と逞しくなった我が子が!




ケンシロウの生存とトキの死を受け止めるラオウ

ラオウは身体中に傷を負いながらも
カイオウの魔闘気にたじろがず挑んだ
この少年に漢を見る!

久しぶりに 心踊ったわ!!



天帝の血を引き!
レイの拳を! そしてラオウの魂を受け継いた息子!

しかし再会を喜んでいる時ではない!

魔皇帝が! ついにその姿を現す!


息子よ! 父の闘いしかと見届けよ!



魔皇帝は 強い。
 今の おまえでは 勝てぬやもしれぬ。
 だが おまえはひとりではない!!
 多くの人々の願いや哀しみを 背負っているのだ!!
 そのことを 心に刻み 闘うがよい。



ケンシロウの言葉を魂に刻み!
死んでいった強敵達の!
そして亡き妻の願いを! 哀しみをその拳に込めて!





死に生くをいわず
拳力を尽くさん!!




宿命の一騎打ちが始まった!
































激闘





























そして決着






































死兆星は……

































彼の頭上に落ちた。





我が魔皇帝 屈辱の二千年は 終わった!!
 これより 魔皇帝の時代が続くのだ!!





リンとルイを置き、去って行く魔皇帝。
魔皇帝もまた深い傷を負う。


























静寂








神はまたしてもこの子供に残酷な運命を与える









怯まず たじろがず 魔皇帝と戦った お父さん!!
 ボクは レイや ラオウのもとで修行し
 拳法を体得しました
 そして お父さんの姿を見て
 戦いの心を 知りました!!



オレが ここまでこられたのは 強敵のおかげだ……
 オレを…… オレを乗り越えて行け!! 我が息子よ!!


は、はい!! お父さん!!

か、必ず お母さんと お父さんの 仇を討ちます!!

お父さん……
て、天国で…… お母さんと一緒に……

ボクをいつまでも見守ってください!!




最後のオーラを我が子に託し
天帝拳伝承者はその生涯を閉じた。











車に轢かれた蛙のように

さらば! オレよ!