哀★絶章 第十五部
魔人起つ! 今集う!最強の拳士達編!



北斗七星がひとつひとつ輝きを失い、
そして全てが消えたとき、
魔皇拳は完成するらしい


と、謎の水晶。



さて『いつまでも 5番では かわいそうだな』と名前をつけて貰えることになった5番。
見た目が水丸の色違いだけに名前も飛丸と水丸の抜けた穴を強引に埋める存在に成長した。
何故か東映動画の北斗RPGには「〜丸」という仲間がいないといけないらしい。
アミバもハンも出て来ぬのにいらん新キャラばかりが軒を連ねる哀★絶章。




そうこうしている間に……



星がひとつ……消えた……


ゲゲェーッ! まずいぃ―――っ!!
このままでは魔皇帝の魔皇拳が完成して
世界が闇に閉ざされてしまうぅ―――っ!!


ファルコ『あの魔皇拳に 勝てる拳は
 天帝の血筋に伝わるという 幻の秘拳
 天帝拳のみ!!』

親父はあっさり使ってたけどね!その幻の秘拳を!
それより天帝の血とか流星のアザとか多くの仲間とか天帝拳とか
魔皇帝倒す条件がやけに多いよな……

黒夜叉『天帝拳は その守護聖
 北斗 南斗 元斗の拳士たちの
 力をえて はじめて かんせいされます!!』

えっ!? 親父は!?
『天帝拳伝承者』って死ぬとき突然出てたよ!?
アレか?親父のアレはアタル版マッスルスパークのようなものか?

しかしこうなっては仕方がない。
一刻も早く残りの拳士を集めねば!!



シュウフドウを!

マビイジュウザを!

レイユダシンを!

黒夜叉飛丸ヒョウを!


それぞれ動かす!

そしてケンシロウは伝説の魔王の元へ……




皆が拳士召集に疾駆する中、新主人公は父の墓に来ていた。
目を閉じると父の声が聞こえる……


まだ やみはふかく くなんはつづく
だが やみをきりひらくは 天帝に
生まれし おまえの宿命!!
魔皇帝のやみを きりさき 光をよびもどせ!!


ありがとう! お父さん!

するとそこに! あのが! あのがはぁ!!



ラオウ『こぞう
 男の顔になったな!!』


世紀末覇者拳王推参!


ついに宿命の拳士達集う!
目指すは固く閉ざされた天魔の扉の南!
魔皇帝の居城!

この屈強極まる猛者どもが集えばゴキ様など不要!
天魔の扉の封印など一撃のもとに葬り去ってくれよう!!


か〜め〜は〜め〜……



波ぁ―――っ!!!!!!

あ、ああ――っ!?



この人さぼってるぅ――――っ!!

誰だ! こいつ! ラオウか? ラオウなのか?

っと、そこに……

あの最強の羅将が!




そう! ラオウはこの漢を待っていたのだ!
ケンシロウが捜した魔王であり、
ラオウの実兄にして北斗琉拳最強の伝承者であるこの漢!

新世紀創造主カイオウを!



どぅりぇあぁぁ―――っ!!



魔貫光殺法ぉ―――っ!!!!!!


ラオウ、カイオウの漢兄弟を加えた拳士ッパ〜ワ〜の前では
もはや天魔の扉など形骸にすぎぬ!!

扉をぶち壊し! いざ! 魔皇帝のお膝元へ!
やっと終わりそうだぞ! 哀★絶章!!
ラストスパートだ! 頑張れ! 頑張れ!オレ!
もうとにかく頑張れオレ! 頑張れぇー! オレぇ――――っ!!