時代は北斗を対戦格闘の舞台へと誘った!
格闘北斗の幕開けである!

今語ろう! 北斗の拳6!

まず始めに言っておく。
数限りなきク●ゲーを生み出してきた東映動画だが、このゲームは良い!

ええ!? そんなバカな!?

と即座に反応した御仁も多数であろうが、
これからこの北斗6の良さを血が滲むまで語って行く所存なので覚悟しやがれよ。


絵が上手い!

これを見てくれ!

このサウザー! に、似てるぅ!!

←ちなみにこれは北斗7のリン。


格闘画面の絵も! ほら!
このようにとっても絵が上手いし技のモーションも決まってるのです!
おまけに動きも滑らかとあっては北斗っ子にはたまらないよね!

原作に忠実な技! 構え! 背景!

何も言わずにこれを見て!

南斗鳳凰拳に構えは無い! 構えとは防御の型!
我が拳にあるのは前進制圧のみ!
石の質感に溢れる聖帝十字陵!


鍛えぬいたこの足はむしろ必殺の武器!
ファルコの義足を軸足にした邪法拳!
通常技までもこだわりに満ち溢れる!
そして見よ! 煌びやかな中央帝都を!!

ケンシロウのガードポーズもバチッと決まってるよね!
これならラオウの剛拳を受け止められそうだ!
ケンがソバットを使ったりラオウがスライディングしてくる北斗7とは一味違う!

←ちなみにこれは北斗7の背景のリン。

厳選された登場キャラ!

ケンシロウ、ラオウは当然出演として、南斗からはレイと南斗最強のサウザーが!
元斗皇拳のファルコに北斗琉拳のカイオウも加えて各流派揃い踏み!
そしてなぜかハート様と 黒夜叉が!!

いやハートはなんとなく解るよ、なんとなくね。
なんかステージ1の敵としていなくちゃいけない気がするよ。
こういうの洗脳って言うんだろうけどね。

しかしよりにもよって 黒夜叉とは……
一体、キャラ選別会議でどのようなやり取りが行われたのか…… やっぱり北斗6は凄い!

キャラ紹介が熱い!

とりあえずラオウの紹介文を紹介しよう!


北斗の長兄にして世紀末覇者
地上最強の男として
天に向かい拳を振り上げん!!


熱ッ!!

天に向かい拳を振り上げん!!

火傷するほどに熱ッ!

地上最強の漢として天に拳を掲げ、我が生涯に一片の悔いなし!
……って、死んでるじゃん!!
死んじゃダメじゃん! 拳振り上げて死んじゃダメじゃん!

でも今作に対するすごぶる志の闘気、覇気を感じるよね。

友を強敵と表記!

ついに北斗用語の代表格たる友の表記が強敵に! やっぱり6は違う!

忠実! キャラ特性!

特殊技能でキャラの特徴を表現!

★レイの移動はダッシュ! 後退は飛び退き!
これによりレイは持ち味のスピードを活かせるキャラに!

★効かぬなぁ! サウザー不死身の肉体!
体力満タン時のサウザーにはあらゆる通常技が無効!
北斗神拳以外も無効ってのはちょっとアレだけど効かぬなぁ!と楽しめるので最高!

★拳王は決して膝など地につかぬ!
ラオウはしゃがめない! 否! しゃがまない!
しかも説明書には『拳王はひざをつかないので、しゃがみはありません』などと!
なんたるこだわりよ! 我は北斗6に漢哭きを禁じ得ぬわ!



尚、ハート様もしゃがめませんが、彼は体重を支え切れなかっただけでしょう。

効かぬのだ、トキィ! 奥義破り!

無より転じて生を拾う……
それが北斗神拳究極奥義無想転生!!
誰にもオレの実体は捉えられぬ!!


ならばその無を破壊してくれよう!!

玉砕! 無想転生! あの無想転生が暗琉天破の前に無効化!
ケンシロウvsカイオウの名シーンだよね!

でもまぁ、これはゲームなんでカイオウにもちゃんと……



そのような技はきかぬ!!


ゲゲェー! 無想転生が効かないーっ!?
そう! カイオウには一切無想転生は通用しません!

他にも……

★レイの究極奥義、朱雀展翔はラオウには効かない
★カイオウの暗琉天破は黒夜叉の遊昇凄舞により無効


と原作通りの奥義の相性が再現されている!
ゲームバランスを犠牲にしてまでも原作へのこだわりを貫く!
これもまた信念に殉教した結果の愛と言えよう!

レイのは本当は断己相殺拳がラオウに効かなかったんだけどね。
北斗6には断己相殺拳がないので朱雀展翔が無効化になってます。
微妙に間違っているわけですけども、
この北斗6の並々ならぬ原作へのこだわりを見るにただ間違ったのではなく、
相討ち奥義で一方的にダメージを与える矛盾が許せなかったので
断己相殺拳を抹消して朱雀展翔を持って来たのでしょう。
解るよ! 北斗6に眠りし英霊豪傑達の気持ち!

そしてこの原作に出て来ない朱雀展翔は実は東映奥義ではなく、
アニメ版オリジナル奥義なのだ! マニアックだね!!

だが決して面白いわけではない!

だが決して面白いわけではない! むしろク●ゲー!
よくよく考えれば絵が似てるとか原作の技があるとか当たり前なわけで。
そんなことでいちいち喜ばないといけない時点で何か間違ってるわけで。
ぶっちゃけた話 黒夜叉とかいらんし。
結局これもク●ゲーなわけで。





死を以って見届けるが良い! 北斗6システム!


★攻撃ボタン

パンチボタン キックボタン 上方攻撃ボタン 奥義ボタン 特殊攻撃ボタン

この5つのボタンで攻撃となる。
パンチ、キックに強弱は無い。上方攻撃は対空技。
奥義ボタンは奥義ゲージが溜まった時に押せば奥義が発動する。
特殊攻撃はキャラ別の特殊動作で、そのキャラに沿ったこだわりの動きが出来る。



★十字キー
十字キーの使い方なんて書くまでもないっしょ? などと思うなかれ。
このゲーム、しゃがみガードがない。よって下段技はガード不能

どうもこのゲームの十字キーは6方向しか認識してないようで、
しゃがみガード方向に入れるとしゃがみになったり後退になったりと動きが忙しい。
試しにしゃがみガード状態からパンチでも出してみると、
技を繰り出した後にズカズカと後退を始めたりするので全く以って理解し難い。
とはいえ投げもない北斗6界ではこのガード不能下段技でガード崩すか、
これまたガード不能の奥義で崩すしかないので、このガード不能の下段攻撃は重要な要素となる。

下段技の出し方はしゃがんでパンチかキック。
これにはパンチ、キックの概念はなく、どちらでもグラフィックは同じだ。

ん? しゃがめない人(拳王様とハートはどうやって出すのかって?
彼らに下段技とかないよ。うん、ない。



★奥義ゲージ
二段階に分けられ、溜まり具合によって二種類の奥義を使える奥義ゲージ。
どういった条件で溜まるのかと言うと……

★相手に技を当てる
★相手の技をガードする


このふたつである。
ガードされると自分には溜まらず、相手に溜まってしまうというのが重要なので覚えておこう。
ガードされてもガード音などないし、画面端だとノックバックもないせいで
ガードされていることに気付き難いため、尚更、気を付けて攻撃しなければならないのだ。

そして逆に減ってしまう場合もあって……

★奥義を使う
★攻撃を喰らう


こういう場合には奥義ゲージが減ってしまう。
奥義を使うとゲージは完全にゼロに。

ここで勘の良い人は気付いたかもしれないが……
しゃがめない人(拳王様とハートはどうするの?

そう、投げがない北斗6界では下段技と奥義がガードを崩す唯一の手段。
しゃがめない方々は奥義で崩すより他に術はないわけで……

でも相手にガードされてたら溜まんないじゃん?

だって彼らに相手のガードを崩す手段はないわけで……
そのために奥義ゲージを溜めようと思っても逆に相手に溜まってしまうわけで……




ダメじゃん! 彼!

ダメじゃん!



緊急特別企画 拳王様とハート救済!




というわけで待たれたら術がない拳王様を救済する企画だ!
このゲームのガードはちょっと特殊でこういったプログラムになっていて……

十字キー後ろ

後退

相手が技を出す

ガードに

相手の技が終了

それでも十字キーを入れている間はずっとガードモーション


と、一度ガードが発動してしまうと十字キーを入れている限り永遠にガード状態を保つことになる。
しかしいくらガードポーズを取っているとはいえ背後からの攻撃には無力なので……








ジャンプで飛び越えて
背後からどりゃぁあーっ!!


き、汚くナイヨォー
拳法において背後頭上を取られるコトは即、死を意味するんだヨォー

その際、歩きながらジャンプすると飛距離が伸びるので気持ちだけ歩いてから飛べば尚OK!
相手が反応してガード方向を変えたら何事もなく
ガード⇒ガードになるので意味がないと言えばないのだが、
結構、反応し難いから勝機は充分にあるぞ! やったね、拳王(ハート)使い!

でもこの戦法にもまだ欠陥があってぇ……
実は画面端の相手は飛び越えられないんだ……
背後頭上を取ることが出来ないんだ……

では画面端でガードで固まってる相手に対する対抗策!!















は、無いッス!!




ダメじゃん! 彼! ダメじゃん! 北斗6!