考察 なぜ不破刃が流影陣を使えるのか?

流影陣の始祖を辿れば、影二や不破の流派の創始者である、
斬鉄(月華の剣士)が編み出した流影“刃”なのだが、
これは“刃”の名が示す通り、相手を切り裂くことを重視した技であり、
飛び道具を跳ね返すという特殊な性能はあくまでおまけである。

しかし打倒極限流を誓った影二はこれを元に、気を用いた技を最大の武器とする極限流を倒すため、
飛び道具反射性能に特化した対極限流用の秘策としてこの流影“刃”を流影“陣”へと改造する。
(天獅子龍虎より)
その効果は絶大であり、虎煌拳、龍撃拳を次々と反射し、
超必殺技である覇王翔吼拳までも軽々と消滅させてしまった。

しかしこの影二オリジナルと言って良い流影陣を、なぜ不破氏までも使えるだろうか?
なにかと謎の多いこの不破氏。
ここではもう、不破氏の全てを解剖してみることにした。

這炎画伯 不破忍道入門

肝心の不破流流影陣だが、実は開祖の流影“刃”も月華1では流影“陣”であり、
その追加技が流影“刃”となっていたりする。
2からは1の流影“陣”のモーションで名前が流影“刃”となったわけだが、
この辺に謎が隠されているのかも知れない。

が、実際は例によって影二をストーキングしていた際に
技の練習をする影二を盗み見て、技をも盗んでしまったのだろう。
一定時間姿を消す忍隠れの術から見るに不破氏のストーキング技術は超一流。
あの影二にさえ覗きを発見されずに技を盗めるほどに不破氏のストーキングは隙がないのだ。

影二は覗きに気付きつつも
半裸頭巾漢など眼中に無かった(視界に入れたくなかった)のかも知れないが、
忍技術ならば影二よりも不破の方が上なのかも知れない。
そのムキムキの体躯に惑わされるべからず。不破刃、あなどり難し。

淳之介画伯 いずれにしても不破流流影陣は
なんとオリジナルであるはずの影ニですら成し得なかった
覇王翔吼拳反射までを可能としているのだから、
やはり覗き盗み、といったストーキング行為に限っては
あの影二よりも上、超一流であったと言えるだろう。
不破さんは意外に器用な漢だったのだ。

つまり、

結論 すごい漢だ。