Battle 6
アンディ・ボガード
VSテリー・ボガード




見るからに怪しいビリー&ホッケーマスクの男達が動く。
5人揃って仁王立ちする姿はゴレンジャーさながらである。
今にもバンバラバンバンバン♪ バンバラバンバンバン♪ と意味不明なBGMが流れて来そうだ。

一方まだまだ闘っているテリーとアンディ。
アンディは飛翔拳を繰り出すもテリーに股の下で躱され、
あまつさえクラックシュートを喰らってしまう。アンディ、ついにダウン。

決着を見届けたタンはお宝技抱頭推山を繰り出しその辺の木を粉砕
あれだけ隠れるのに利用して来て最後には粉砕か。
そして自分がジェフの師であることもテリー達に告げ、
ジェフと同じ技を使ったことでテリーもタンのことを信用した。

ペラペラと語り出すタン大人。

「わしはこれまでおまえたちの闘いぶりをこっそりとみてきたが……
 おまえたちは父親にならった技を自己流できたえあげてきたようじゃ(中略)
 いまのままでは
ギースにゃ勝てん!
 なぜならジェフはおさないおまえたちに自分のもつ技を半分ずつ教えこんだようじゃから……」


しかし間違っているタン大人

アンディの流派は骨法(後に不知火流体術を継承)であって
ジェフからは基本を学んだだけのはずであり、
不知火半蔵という師匠がいるのだから全く自己流ではない
そもそも公式設定では身体が小さいからという理由でアンディに合う拳法として
日本の武術を紹介したのは他ならぬタン先生のはず

おボケになられたのですか!?
と、思ったがボンボンマンガに細かい設定を求めること自体が間違っているので
それはそれで良いことにする。


互いの技を出し合い闘った二人はもはやジェフの持っていた技の全てを知ったことになる。
これでギースと互角。
さらにこの闘いに勝利したテリーにはジェフもギースも知らない
八極聖拳究極奥義を伝授すると語るタン大人。



ギースもしらないだとォッ!?

驚く一同。しかしそれはいささか驚きすぎだ

そこへ突然、現れる棒を持ったバンダナの男!

「ハチャアーッ!!」

先制の一突きは躱したもののこの男は紛れも無くギース最強の刺客…… 「ビリーッ!!」
ついにギースの許可が下り、ビリー・カーンがタン抹殺に現れた。
「さきほどギースさまより命をうけました あなたさまを殺せとね!!」

テリーはビリーを迎え撃とうとするが、
しかしアンディとの闘いで疲労した状態ではみすみすビリーに殺されに行くようなものだ。
というわけでテリーvsビリーはまたしてもお流れとなり、
「ビリーはわしがくいとめる」と、タン大人がビリーの相手を受けて立った。
が、尚もビリーを倒そうと血気盛んなテリー。
結局アンディが「テリィーッ! だだをこねるんじゃない!!」兄を叱りつけ
タンとサウス岬で落ち合う約束をしてからこの場は退くことになった。

「いいかじいさん ぜったいにそいつたおせよ
 生きてオレたちとまたあうんだぜ」


しかし道場から出ようとするテリー達の前に立ちはだかるのは、そう!
あの怪しいホッケーマスクの男達だ!!


怪しい

「ギース様の親衛隊だ」

すかさずダックの解説が入る。
となるとリッパーやホッパーもこんなマスク着用を義務付けられているのだろうか。
あるいはビリーのように地位を持っている人間はマスクを取れるシステムか?
あの修羅の国のシステムを取り入れるとはさすがは日本通のギースである。

そんなギース親衛隊は、1コマで全滅

テリー達は、



火曜サスペンス劇場のような岬でタン大人を待つのだった。

時間が流れ、夜が明ける。
もしやタン大人が敗れたのか?
だとすればタンではなく、ギースの刺客がこの岬に来ることは必定。
場所を変えようと提案するダックだが……

「やかましい!」

と、テリーは一喝。

「男と男の約束だ 一日でも二日でもくるまでまつ!」


瞳を閉じてジッと待つ3名。
そして、ついに…… 来た! タン先生!!


そして会うなり即、コブシ

さらに続け様にボコボコにされて怒るテリー。それはまぁ当然だろう
怒りを露わに拳を打ち込もうとするテリーだが、タンの思わぬ出血に拳を止めた。

「なんだその血はあっ!?」

テリーが驚くのは無理もなく、タンは心臓に穴が空いていたのだ。
早く傷の手当てを! と心配するテリーに「無用じゃ!」また拳を浴びせるタン。
闘いの中で奥義を学び取れと、タンは通常技ラッシュを繰り出した。
当然、技名を叫びながら

「白狼拳!!!」「天空脚!!!」「霊拳斬!!!」
鼻血を噴き出しながら「ぐふう……」とうなだれるテリー。
しかし尚も跳び蹴りを放とうとするタンに「ライジングタックルーッ!!!」

思わず手を出してしまったことを悔いるテリー。
しかしタンはむしろそれで良いと、ついにギースも知らないという奥義をテリーの前で披露に入った。

「うげえっ 大人が!?」

巨大化したーっ!!