THE MOTION PICTURE 餓狼伝説 揺れる! はみ出す! こぼれ見える!
スクリーンで暴れ回るテリー達とそれ以上に暴れ回る舞の一部分!
ということで有名な、劇場版餓狼伝説、
THE MOTION PICTURE 餓狼伝説のパンフレットを持っているので
キャラクター紹介から抜粋してみようと思ったのでやった。
(C)SNK フジテレビ 松竹 AI(アサツーインターナショナル) Geneon Entertainment
テリー・ボガード
パンフより――
幼い頃、養父をギース・ハワードに殺され、自分の非力さに拳法修行の旅に出る。
その末にマーシャルアーツを自らの拳法として身につけた。
八極正拳伝承者のタンに継承者に選ばれ、八極正拳奥義“旋風拳”を伝授され、
ギース、さらには闇の帝王とよばれたヴォルフガング・クラウザーを倒す。
野心や欲望はもたず、いつも自然体で生き、周りの自然から得る力と、
自らのパワーを同調させて攻撃力を高める。女性運が悪い。


我らが主人公、テリー・ボガード。陽気な原作テリーとは違い、アニメ版は暗めの性格となっている。
というのも、第一作のバトルファイターズ餓狼伝説1で恋人をギースに殺されており、
それがトラウマとなっているのである。
前文との繋がり全くなく唐突に書かれている「女性運が悪い」の一言はそれを指しているのだろうが、
その恋人、超・縦ロールのリリィ・マクガイヤーを見るに、
女性運ではなく女性の趣味が悪いのは明白。
今回もロリ顔美少女スーリアに惚れる等、その性癖をいかんなく発揮している。
他にも、秀才で、テーブルマナーが非常に礼儀正しかったり等、やはり原作と食い違う点が目に付くが、
それはそれでカッコ良いのはテリーの懐の深さゆえだろう。

スーリア・ゴーダマス
パンフより――
アレキサンダー大王も恐れた男、軍神マルスの悪しき化身と言われたゴーダマス1世の末裔。
一族に伝わる伝説の復活を阻止するために、テリーの力を借りる。
そのため、双子の兄、ラオコーンと敵対関係になってしまう悲劇のヒロイン。
純真無垢な心を持ち、まだ幼さを残す容姿が舞とは違った魅力がある。
テリーの優しさに触れ、次第に心魅かれるようになる。
常にゴーダマスの紋章を刻んだ首飾りを身につけている。

今作のヒロインあり、同時に龍虎外伝のフレア・ローレンスと並ぶNEOGEO界のヒロイン。
双子の兄ラオコーンが17才なので彼女も17才ということになるだろう。
まだ幼さを残す容姿〜と書かれている通り、テリーは立派なロ●コンだ。
軽くショックを受けてしまうが、その美少女ぶりは舞を圧倒的に凌ぎ、
テリーだけでなくベア、ジョーまでも魅了するというモテモテぶりを見せた。しかし、面食いなのでテリー一択。

昔のSNKがこだわっていた、本当に居そうで、だけど居ないといった親近感を抱かせるデザインからはかけ離れた
いかにもアニメキャラな髪型をしているが、赤基調のテリーと並ぶと青い髪が映えることもあって
不思議と浮いてはいない。というか、実際これアニメだし。テリー達にもアニメアレンジが随所に入っている。
もしこのモミアゲと後ろ髪が異様に長い頭でゲームに出ていたら確実に浮いただろうが、
今作においては互いに存在感を引き立てるベストカップルであると言える。だが、立派なロ●コンである。
劇中服装が何度も何度も変わるオシャレさん。また、ゴーダマスパワーで回復能力も持っている。

アンディ・ボガード
パンフより――
テリーの弟で、やはり養父の敵を打つために日本に渡り、不知火半蔵に師事し、骨法拳を学ぶ。
テリーとは対象的に地道な修行と努力で技を磨いていく。
パワーではテリーに及ばないが、技のキレは上回るほど優れている。
テリーを格闘家として超えることを目標に、日夜修行に励む真面目人間だが、
舞のプッシュに圧倒され、少なからず気持ちが傾いている様子。


バトルファイターズ餓狼伝説1では銀髪のバトルサイボーグ的キャラだったのだが、2から原作通り金髪となった。
押しも押されもせぬ美形キャラで、彼が活躍することによって映画館の女子達が黄色い声援を乱れ飛ばし(実話)、
静かに観たかったので非常に迷惑した。尚、女子達と言っても女子は2名だけだった。
なかなか似合っているこのメガネアンディは冒頭だけの登場。

ジョー・東
パンフより――
ムエタイ修得のため、10代で単身タイに渡り、1ヵ月で史上最年少のチャンピオンになる。
その後、修行中のアンディに日本で知り合い、意気投合して親友となる。
気が短く直線的性格だが、底抜けな陽気さが時には、
テリーやアンディの精神的支えともなる貴重な存在。
クラウザーとの戦いで、全身24ヵ所を骨折する重傷を負うが10ヵ月で復活。
ホア・ジャイと復帰第一戦を行う。


脇役のパンツの人。
この映画ではたまに服を着ているが、黒いビキニパンツで海に現れたり等、露出狂は変わっていない。
アニメーションする分タチが悪く、舞同様子供には見せられない。
パンフ文にある通り、今作とTV放送されたバトルファイターズ餓狼伝説1、2は繋がっており、
映画しか観ていない人はジョーの怪我など意味がまったく解らない作りになっている。
とはいえジョーの怪我など大筋には全然関係ないので今作だけでもストーリーはきちんと理解出来る作りではある。
バトルファイターズ餓狼伝説1での佐竹雅昭氏の演技力には戦慄が走ったが、
今作では檜山修之氏なので安心して聞くことが出来るだろう。

不知火舞
パンフより――
アンディの師、不知火半蔵の孫娘で、不知火流忍術を受け継ぐくの一。
幼なじみのアンディにぞっこんで、勝手に婚約者を名乗っている。
積極的なアプローチをするが、拳法一筋の奥手のアンディが相手なのでなかなか上手くいかない。
少し強引なところはあるが、優しくて元気な明るい女の子。
スーリアの素直な性格に好感を持ち、励ましたり、時には諭したりする。


「純真無垢な心を持ち、まだ幼さを残す容姿が舞とは違った魅力がある」
と、スーリアの項に書かれている通り、純真無垢にはほど遠く、
また幼さの欠片もない胸部を揺らし、はみ出し、何度も何度もこぼれ見せる女傑。
彼女の規制の効かない行いにより、映画餓狼と言うと真っ先に
「ああ、舞が乳を放り出すヤツね」という感想が返って来るほどになった。
少なくとも親子連れでは観れない。むしろ夜中に音量を下げて観る系である。
スーリアを諭すのはやめて頂きたい。

キム・カッファン
パンフより――
テコンドーのチャンプ。
テコンドーを世界に知らしめるため各種の格闘家の強者たちに挑戦している。
テリーがギースを倒した直後も、その力を知りたいと一度挑戦を試みるが、
敗北して以来、テリーとの再戦を求めて修行をしている。
今回、妻ミョンサクと2人の息子ドンファンとジェイフンを連れて
ジョーのパーティーに出席するために来日する。


ジョーと全く面識がないのに意味なくジョーの祝賀パーティーに登場し、劇中屈指の熱いバトルを見せる。
テーマ曲が前作のテリーのテーマという、昇格だか使い回しだか微妙な待遇を受けた。
超・名曲のこのページのMIDIである。

ラオコーン・ゴーダマス
パンフより――
ゴーダマスの末裔で、スーリアの双子の兄。
虐げられたゴーダマス一族のために、祖国を滅ぼした征服者たちを憎み、
伝説の闘衣を手に入れようとする。その結果、闘衣の怨念を受けて、徐々に性格が豹変。
スーリアとは双子特有の精神感応がある。
あらゆるタイプの技に精通したゴーダマス闘法の継承者だけあって、かなりの実力の持ち主。
必殺技はダークブリッツボール、ダークカイザーウェーブなど。


スーリア同様17才の、見ての通りの美少年。
ゴーダマス闘法、ダークブリッツボール、ダークカイザーウェーブ等、固有名詞が公開されているが、
劇中には一切そんな単語は出て来ない。出て来ないし、本当にそんな物があるのかどうかも解らない。
「虐げられたゴーダマス一族の〜」とあるが、大富豪で、金は持っている。部下も多い。むしろ恵まれている。
どうやらクラウザーの裏キャラのようだが、劇中ではそんな様子は微塵もない
目の色が片方違うがそこに何も設定はない。ただなんとなく違うようだ。
闘衣を身に付けた時の実力は「かなり」どころではなく、ひとりドラゴンボール状態である。

ジャミン
パンフより――
ゴーダマス3人衆のひとり。火のパワーを技の源としてその力を発揮する。
武士道の精神を重んじるように、正々堂々戦うことをよしとする。
平穏に暮らしていた頃のラオコーンとスーリアに好意をもっていて、
現在のラオコーンの行動に必ずしも賛同しているわけではない。
どちらかというと心配しているふしがある。
同じパワー技を繰り出すテリーと対決することになる。


ゴーダマス3人衆なる単語も劇中では一切出て来ない
見ようによってはラオウに似ている容姿で、実は声もラオウ。
さらに二指真空把を使うところから見るに狙ったパクリキャラである。

同じパワー技を繰り出すテリーと〜の一文は正直、意味が解らない
テリーはただ技の頭に「パワー」が付くケースが多いだけだと思うが……
だが、ジャミンのそのパワーは凄まじく、テリーに初手合わせで「クラウザー以上だ」とあっさり断言させてしまった。
アースウェイブ、ブーストナックル等の技を持ち、あまり火は使わない

ハワー
パンフより――
風を攻撃に使うゴーダマス3人衆のひとり。
実力があるにも拘らず、勝つためならば手段を選ばない非情な男。
戦いを楽しんでいることや、卑怯な手口を使うことで、ジャミンとは対立する関係にある。
超ナルシストで、自分の美しさをあえて隠すために、普段は仮面を付けている。
舞の美しさに興味を持ちちょっかいを出して、アンディの怒りを買う。

パンフ文を読んでの通りバルログである
それ以上でもそれ以下でもないが、身に付ける仮面が、



獅子王である点を見るにセンスがあるとは言い難い。
同じ美形キャラということでアンディと対になっており、激戦を繰り広げる。

パーニー
パンフより――
ゴーダマス3人衆の1人。水を攻撃、防御と使える女戦士。
ラオコーンのそばにいつも仕え、影となり動いている。
唯一ラオコーンの言葉を信じ従っている。
しかし、その反面、彼の豹変ぶりに不安を感じているがそれは愛するがゆえの心配……。
内面の弱さや不安を、強さを見せることで押し隠す、
スーリアや舞とはまた違った魅力を持っている。


どこからともなく水を呼んで大洪水を起こす物理的に最強キャラ。
老けた声から察するに美少年ラオコーンとは10才以上離れていると思われる。危険なお姉さんだ。
個人的には32くらいだと見ているのだがどうか。
炎の舞に対して水のパーニーということで、舞の対となる存在である。
ジョーの対はいない。強いて言えばホア・ジャイ

チン・シンザン
パンフより――
太極拳の使い手。香港有数の富豪でありながら、金儲けに精を出す。
どこから聞きつけてきたのか、ゴーダマス伝説のことを知って、
エジプトのアレキサンドリアで闘衣を発掘する。
しかし、現れたラオコーンたちにあっさり奪われてしまい……。


アニメ版に闘神三兄弟の設定はない。つまりタンの弟子ではない。
前作での弱さを見るにただのちょっと拳法をかじった格闘プロモーターのおっさんである。
もっとも、今作では爆雷砲を撃っているので常人とも言い難い。

ホア・ジャイ
パンフより――
ムエタイの元世界チャンピオン。1度はムエタイ界を追放されるが、
ギース・ハワードに声をかけられて、キング・オブ・ファイターズに出場する。
長期間リングを離れていたジョーの復帰戦の相手として今回登場。


特に悪いことはしてないのにバトルファイターズ餓狼伝説1ではアンディに、今作ではジョーに激しく撲殺される人。

ギース・ハワード
パンフより――
八極正拳の継承権をめぐり、テリーの養父ジェフ・ボガードを殺す。
その後、暗黒街の支配者として恐れられるが、テリーの前に破れる。
しかし命はとりとめ、現在再起をかけて修行中。
ヴォルフガング・クラウザーとは異母兄弟にあたる。
テリーたちはギースが生きていることを知らない。


今作ではファンサービス的に姿を見せてくれるだけでほとんど出番はない。
が、それでも存在感は大きく、パンフレットでも1スペースを確保している。
実は次回作への複線も入っていたようだが、シリーズが打ち切られたので日の目を見ることはなかった。
「テリーの前に破れる」は原文ママ。


以上、パンフレットに記載されているキャラクター紹介である。
他にもビリーやローレンス等、お馴染みのキャラクターが大量に登場するのだが、
彼らには紹介文はない。ホア・ジャイにはあるのに、他のキャラにはない。