考察　ナコルルの父とは？

ナコルル――
SNK亡き後もなぜか単独ゲーム化されたりOVAに出演したりと
今やゲームキャラ業界でもトップクラスの知名度を誇る女優。
だんだん汚れ方面の仕事へ傾いていっているのが心配だが、
このナコルルにも戦士として散った父がいた。

ナコ父は大自然のために勇敢に闘い、そして死去。
共に戦ったママハハだけが宝刀チチウシを持ってカムイコタンへ帰って来た。
そしてその瞬間に戦士ナコルルが誕生することになる。

ではその父とはどんな男だったのだろうか？
そしてどのようにして最期を迎えたのだろうか？

ナコ父の容姿は資料がないため、私はママハハの姿を追い求めて彼を探した。
そしてあらゆる文献を当たり、ついに一人の鷹好きを発見することに成功したのだ。

彼こそがナコルルの父、
福岡県の原田くんが考えた超人、ザ・ホークマンである。
何を隠そう私も福岡県民なのだが、原田氏は福岡県民の誇りだ。
この場を借りて、心から有り難うと言いたい。
有り難う！ ホークマンを有り難う！！

話が逸れてしまった。

このホークマンは頭に被っている愛鷹と共に勇敢に肉と闘った。
鷹は時にフクロウとなって肉の居場所を照らしたり、
時に人間化してホークマンとツープラトンスープレックスを仕掛けたりと
色々無茶なことをしていたが、その中でも必殺の威力を誇る
ホークマンのフィニッシュホールド、スパイラルブレットに多大な貢献をしている。


スパイラル・ブレット―――っ

ギュルルルル

ああ


肉を摘み上げるその姿、紛れも無くママハハ。
そのためナコルルの父は魔物と刺し違えたと伝えられているが実際は肉に討たれた、
あるいは魔物を討った後にマリポーサチームへ召集されたと考えるのが妥当だ。
魔物との闘いで妻を失い、
ヤケになっているところをキン肉マンマリポーサに拾われたのかも知れない。

ではナコルルでスパイラルブレットをやってみよう。

れっせー画伯
スパイラル・ブレット―――っ

ギュルルルル

ああ


シチカプ アムで骸羅を摘み上げ、レラ ムツベで追撃。
寸分違わぬスパイラルブレットの完成である。キン肉マンと見紛わんばかりだ。

ナコ父ことザ・ホークマンは命を懸けてキン肉スグルと闘ったが力及ばず、
スグル必殺のキン肉ドライバーによってその生涯を閉じることになる。
そしてママハハは宝刀チチウシを持って主人の死を告げにカムイコタンへ飛んだ。
悲しい…… とても悲しい鳴き声を上げながら
まるでナコ父への、鎮魂歌のように……

結論　ザ・ホークマン

シチカプ アムは斬サムからの技なので、
それ以前はスパイラルブレットを使うことは出来ない。

サムスピ世界の時間の流れは初代⇒斬⇒天⇒真のため、
これは父ホークマンを目標に、
初代から斬の間にナコルルが必死に修行を積んだ結果としての奥義修得だろう。
ナコルルはこの奥義を以って斬サム最強キャラとして君臨した。

しかし真では父の奥義、スパイラルブレットのそのあまりにも残忍獰猛な破壊力ゆえに、
あるいは父のように腹筋が割れてしまったためにナコルルはそれを封印。
そして真サムでは最弱キャラとして歴史に名を残すハメになってしまう。
ナコルルの父はゲームバランスをも左右する偉大な超人だったのだ。原田くん有り難う！

（C）ゆでたまご/集英社