考察 右京はいつまで生きているのか?

橘右京、結核という当時の不治の病に身を蝕まれ、吐血しながらも闘う姿は儚く、美しく、
鎖国中の海を越えても追っかけギャルに追われる美形キャラである。

初代⇒真の間にその吐血量は飛躍的に増し、
もはや余命いくばくもないのは火を見るより明らか。
鬼神の如きキャラ性能、そして2Pカラーの幸薄い色を見るに、
もう実は死んでいて今は霊なのではないか? という噂も飛び交った。

しかしこの右京、なかなか死なない。くたばらない。
初代、真、斬、天と当然のように出続けたうえに、さらにポリサム二作にまでフル出場。
病人というよりも鉄人である

彼はいつまで生きているのだろうか? また死んでいるとしたら何時に?
私はこの誰にも解らないテーマについにメスを入れてみることにした。

とりあえず、右京は真のEDで死んでいる。
確かに死んでいるのだが上手くぼかされており、ミヅキを倒した直後から数十年後、
右京の愛した女性、小田桐圭が幼子に彼の話をするといった感じで、
彼がいつ、どのように死んだのかははっきりとされていない。

ストーリー的には真より前となる斬、天で彼が生きているのは当然、
真以降の話であるポリサムでまで彼が生きているのを見るに、
とりあえず真の直後に死んだわけではなさそうだ。

結局生きているのか、死んでいるのか。事実は闇のままなのか?
では、彼の歴史を追うことで少しでも謎の核心に迫ってみよう。

まず、初代では有無を言わさぬ主人公との対比キャラ。
覇王丸のライバル的ポジションに位置し、ステージも同じ骸流島。
彼らのモデルが宮本武蔵と佐々木小次郎である以上、
当然とも言える巌流島のパロディ的ステージだ。
覇王丸と右京は陰から陽から、サムスピの世界を象徴していた。

そして右京に転機が訪れるのが真サムライスピリッツだ。
なんと、我流だと散々自慢していた覇王丸に師匠が存在し、
兄弟弟子がライバルとして登場したのである。
言わずと知れた牙神幻十郎なのだが、これで右京の立ち位置は非常に不安定なものとなった。
一応、まだステージは相変わらず覇王丸と共同なものの、
特にストーリーで彼との絡みがあるわけでもなく、
右京の存在価値はこの時点で美形という一点のみとなった。

朱鷺空画伯

しかし、斬サム時代ともなると格ゲーキャラのファッションは
凝りも凝ったりのおしゃれさん状態となり、それは古式美のサムスピとて例外ではなく、
オーソドックスな袴姿の右京ではどうしても華に陰りが見え出し、
さらに美少年閑丸、ビジュアル系天草、破沙羅と次々に美形キャラが追加されたうえ、
当然、真での犯罪的な強さも取り上げられた彼にはもはや何も残っていなかった。
キャラ的にはこの時点で半分死んでいると言って良い。

これが天サムにまで進むと、さらに超美形の風間蒼月が追加され……
しかも彼がまた長髪、青髪と完全に右京と被り、そして喰っていた
これでもう右京、二度目の死と言って良いだろう。

加えて、この天サムには各キャラにライバルキャラというものが設定されており、
ライバル関係にあるその相手がラストボスとしてプレイヤーに立ちはだかるのだが、
右京のライバルに設定されているのは、かつて、確かにサムスピを象徴し、
ライバルとして対比されていた主人公覇王丸ではなく……
不人気キャラ筆頭、千両狂死郎であった。
ここで三度目の死と言って良いだろう。

まだ終わらない。
極めつけは覇王丸、幻十郎のライバルキャラ二人のEDで訪れた。
「半年後」のモノローグの後、突如奔る剣光一秒。

何か斬られている右京

そしてこの暴言

この後、幻十郎が現れ、
覇「地獄の閻魔もてめぇの扱いには手を焼くようだな」
幻「閻魔如きでは貴様の代わりは務まらぬ」

という痺れる掛け合いで彼らの共通EDは終わるわけだが、


もう…… 良いです……


結論 右京様は皆の心の中で永遠に生きている

つい先日、ポリサム2のEDを発見したのだけれど、
もう、そんなことはどうだって良いじゃありませんか……
生きていたって死んでいたって、誰も彼を責めることなんて出来ないよ……

右京様は、僕らの心の中で生き続けている…… 永遠に…… ずっと……

七瀬 あんこ画伯

ちなみに彼は、TV放送されたアニメスペシャルでも一人だけ出番がなかった。