第三部 乱世覇道編

南斗白鷺拳!乱舞!!の巻


★原作★
再び流浪の旅に出たケンシロウの前に南斗白鷺拳の漢シュウが現れる。
拳を交えるケンシロウとシュウ。しかしシュウの拳に殺気はなかった。
シュウはサウザーを倒せる唯一の漢、ケンシロウの力を計っていたのだ。
全てを悟ったケンシロウはシュウと和解する。
「すまぬ 命をかけねばあなたの力を知ることができなかった」


★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★



シュウ様、ただの村人扱い

よって角刈り

南斗白鷺拳!乱舞!!の巻


目覚める仁星!の巻〜非情の奇跡!の巻


★原作★
反聖帝レジスタンスのリーダー、南斗白鷺拳のシュウは、
かつて目の光と引き換えにケンシロウの命を救った漢だった。

聖帝サウザーを倒すべく闘いを挑むケンシロウ。
しかしサウザーにはなぜか秘孔が通じず、瀕死の重傷を負ってしまう。
捕えられるケンシロウだったが、
シュウの息子、シバが自らの命を投げ捨てて彼を救出する。

ついにレジスタンスのアジトを嗅ぎ付けられたシュウは人質を取られ、サウザーに敗北。
シュウの無念の叫びが北斗を呼ぶ。
聖帝の権威の象徴、聖帝十字陵へ駆けるケンシロウ、トキ、そしてラオウ。
シュウは人質の命を背負い十字陵の聖碑を積むが、
そこでサウザーにトドメを刺されてしまう。

間に合わなかったケンシロウ。
しかし神の奇跡はシュウの瞳に失われたはずの光を宿した。
シュウは成長したケンシロウの姿に、未来に希望を託す自分の仁星の血が
間違っていなかったことを確信し、微笑んで天の星となった。
「ゆけ!ケンシロウ そして時代を開け!!」

★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★

カット

サウザーを倒した後、シュウは、

「サウザーをたおすとは!
 さすが ほくとしんけんでんしょうしゃ!」


と有り難いコメントをくれる。角刈り

目覚める仁星!の巻〜非情の奇跡!の巻 


愛ゆえに!の巻


★原作★
ついに激突する北斗神拳伝承者ケンシロウと南斗最強、鳳凰拳伝承者サウザー。
サウザーは敬愛する師父オウガイをその手にかけねばならなかった哀しみゆえに
情を捨て、愛を捨てて生きて来たのだ。
「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!愛ゆえに人は哀しまねばならぬ!」

十字陵の階段を上がるサウザー、そして下るケンシロウ。まさに一触即発。

★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★
巨大な聖帝十字陵のグラフィックにかつてない迷宮を予感させられたが、
サウザーはなぜか十字陵の前をウロウロしている



ただの村人かと思い話し掛けるとサウザーだった。怖すぎるトラップ
ボスキャラはダンジョンの最深部でジッと構えて動かないという
RPGの常識を打ち破った画期的な挙動不審ボスだ。

また、巨大な存在感を示す聖帝十字陵には入れない
しかし、考え方を変えると原作でも十字陵の中に入るシーンはなかったため、
それを忠実に再現していると言えなくもない。
が、その真相は恐らく単純に作るのが面倒だったからだろう。

話し掛けると、

てんくうにかがやくは なんとのきょくせい
サウザーのみ!
ほくとしんけんと ともにくだけちれ
ケンシロウ!

と、今作で唯一のセリフを発して戦闘開始。
オウガイのオの字も出てこない。

愛ゆえに!の巻


天砕く拳!!の巻


★原作★
相変わらず秘孔が通じないサウザー。
だがケンシロウは彼の鼓動の流れからついにその謎を解く。
サウザーは秘孔の位置が表裏逆の特異体質だったのだ。
奥義 天翔十字鳳で羽と化し、ケンシロウの拳を躱すサウザー。
しかしケンシロウの天破活殺は触れずして、闘気を以って秘孔を突くことにあった。
「将星 堕ちるべし!!」

★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★
天破活殺でないとサウザーは倒せないとリュウケンから伝言が入る。
まだ生きているようだ

普通の攻撃はほとんど効かないが、
天破活殺を使った後は全ての攻撃が普通に通用するようになる。
身体の謎を見破ったということだろう。

天砕く拳!!の巻


愛深きゆえに堕つ!の巻


★原作★
「退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!」
鎧を剥がされ、翼をもがれても尚、サウザーは退かなかった。
再び天空を舞うサウザーをケンシロウは北斗有情猛翔破で撃破。
愛は哀しみだけではなく、ぬくもりを生むもの。
師オウガイのぬくもりを思い出したサウザーは、師の亡骸に寄り添いながら天へ還る。
そして十字陵は崩れ去り、再びラオウが天へ疾駆するのだった。

★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★
例によってサウザー無言で死去
正確にはバトル画面が終わるともう姿がない
また、ラオウも出てこない。

愛深きゆえに堕つ!の巻


拳王は死なず!の巻


★原作★
ケンシロウとの一戦で負った傷の回復具合を計るためにラオウが選んだ相手は、
かつてリュウケンと伝承者の座を争った男、コウリュウだった。
ラオウはコウリュウをその拳で葬り、完全復活を確信する。


★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★



水影心を伝授される
なぜわざわざ水影心をコウリュウから……

尚、ラオウは出て来ず、コウリュウはこのまま生存。
マミヤの村でトキ、ケンシロウと闘っていないため、
そもそもラオウは負傷していないのだ。

ということはすなわちサウザーの領地へも拳王の恐怖は響き渡ったままであり、
そのためにサウザー編の規模が小さかったとも考えられる。芸が細かい。
が、実際はただカットしただけだろう。

また、これでリュウケン、ミスミ、コウリュウと三人も死亡組じじいが生き残った。
拳王は死なず!というよりもじじいは死なず!だ。

それからじじいのみならず、さらにシュウ様も生き残っている。
東映動画は無駄な犠牲を好まない優しいメーカーだったのだ。
もっとも後に5でケンシロウをOPで殺すわけだが。

拳王は死なず!の巻


あの日よりその悲劇は!の巻


★原作★
ラオウと闘う決意を固めるトキ。待ち受けるラオウもトキとの宿命を感じていた。
運命に導かれるようにトキは故郷へと足を運ぶ。そこには彼の実の兄、ラオウの姿があった。
二人は義兄弟ではなく、血を分けた本当の兄弟だったのだ。
兄の野望を断ち、北斗の掟を守る。
悲劇の闘いが始まった。

★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★
ラオウから「こきょうにてまつ。」と連絡が入る。
原作のようにアポなしでは不安だったのか。

またトキの故郷には、

船で移動

涸れてない……

あの日よりその悲劇は!の巻


永訣の時!の巻


★原作★
ラオウ対トキ、最強の兄弟対決はラオウが優勢に闘いを進めていた。
非情の剛の拳に踏み込めなかったトキの優しさが仇に……
しかし実はトキもまた、ラオウと同じ剛の拳を隠し持っていた。

「せめて奥義で葬ろう ラオウ!!」
空へ逃れるラオウをトキの天翔百裂拳が捉える。
「き…… きかぬ きかぬのだ!!」
だがその拳を受け涙するラオウ。
トキの剛拳ではラオウを倒すことは出来ない理由があったのだ。

★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★



てんぶひゃくれつけん
天翔百裂拳が東映奥義になっている
また『しちせいまっさつけん』も『けん』が余計。七星抹殺。

が、この辺りをツツいていてはキリがないのでここらへんでやめておくことにする。

永訣の時!の巻


絆熱く 哀しく!の巻


★原作★
兄ラオウの拳に倒れるトキ。
トキの剛拳の秘密は刹活孔による偽りの力だったのだ。
兄の拳で天へ還る覚悟をするトキ。
「もはや悔いはない…… 宿命の幕を閉じよ」

だがラオウが涙と共に打ち込んだ拳で殺したのは、自分を目指した男トキだけだった。
ラオウはトドメの拳を地面に打ち、トキをただの病と闘う男として見逃す。
「残る余生 安らかに暮すがよい」
兄の優しさにただ涙するトキ。

ラオウは愛馬、黒王に跨り故郷を去って行く。
そして拳王恐怖の伝説は今この瞬間から始まるのだった。


★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★



しんでしまった
かと思いきや、

なぜとどめをささぬ!

生き返った

トキよ! すでにやまいが
おまえのいのちを うばっていた!
ここにいるのは やまいとたたかうおとこ。
トキ よせいを やすらかにくらすがよい。

後は原作通りの会話が繰り広げられる。ビックリさせないで貰いたい。
またバトルはオートで行われる。
ケンシロウvsボス以外の一騎打ちは全部オートイベントのようだ。

その後も、

ケンシロウ!!
ケンオウきょうふのでんせつは
いまよりはじまる。
このいのち うばいたくば
いつでもくるがいい!!

と、なんと原作と一語一句違わぬ長セリフが飛び出す。奇跡だ

兄達の壮絶な闘いを見学して北斗神拳究極奥義 無想転生を覚えるケンシロウ。
効果は回避率が上がるだけだが、ボス戦が全て一対一のためかなり使える。
尚、今作に黒王号はいない。

絆熱く 哀しく!の巻


わが星は天狼の星!の巻〜天帝よりの使者!の巻


★原作★
泰山天狼拳を使う天狼の漢、リュウガは、ケンシロウとラオウを計りにかける。
乱世を平定するには強烈なる巨木が必要なのだ。
ラオウに仕え、彼の生き様を見守り続けたリュウガはもうひとつの巨木、
ケンシロウの真の力を見るためにトキをその手にかける。

怒れるケンシロウの前にリュウガは倒れた。
しかしトドメの拳を繰り出そうとした瞬間、死んだはずのトキの姿が。
トキはリュウガの真意を語り、そしてケンシロウはリュウガがユリアの兄だと知る。

「哀しみを怒りに変えて生きよ!!」
トキはケンシロウに世紀末の世の平安を託し、リュウガと共に天へ散った。

★北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝★

カット

第三部 乱世覇道編