考察 ズィーガーの妻は誰なのか?

ここではまずあの偉大なる英雄、ナインハルト・ズィーガーのEDを紹介しよう。

狂魔王ミヅキを倒したズィーガーだったが、
主を失った魔物共は荒れ狂い、人々に襲い掛かった。
剣を取り、勇敢に魔物に立ち向かうドラッヘ・ライヒ王国皇帝。
ガイコツゾンビを前にしながらも冷静な口調を崩さない。



祖国の危機に日本から降ってくるズィーガー。
実戦では何の役にも立たないオペラツィオンティーガーを
ここぞとばかりに繰り出し魔物共を一蹴。



そして吼えるズィーガー団長。
微動だにせずそれを見つめる皇帝。ヴァー!!



ズィーガーが落ち着いたところを見計らい、静かに礼を言う皇帝。
そのピクリとも動かぬ老練な姿勢こそが皇帝の証だ。
そしてズィーガーの引き締まった肉体に
皇女エリザヴェートが惚れるのはあまりにも自然な成り行きだった。



執り行われるズィーガーとエリザヴェートの結婚式。
真っ赤なマントに身を包んではいるが、
その下は自慢の半裸であることは想像に難くないだろう。
しかし、本当に凄いのは皇女の結婚式に半裸で参加する王虎である。



何を思ってか妻と一緒に崖っぷちへ立ち、雄叫びを上げるズィーガー。
お決まりのヴァー!!という咆哮を上げ、
ズィーガーEDは漢臭く幕を閉じる。マントの下はやはり半裸だった


このように一見ハッピーエンドに見えるズィーガーED。
しかし次に彼が我々の前に姿を現した時、にわかには信じ難い事態が待っていた。




嫁の名が変わっている

これは一体どういうことだろうか?
主にキリスト教が信仰されているズィーガーの故国ドイツで一夫多妻は有り得ない。
エリザヴェートとビクトリアァァァァ!が別人だとするとあの紳士業界の頂点、
ナインハルト・ズィーガーが大きな罪を犯していることになるのだ。

そこで私は故新声社の真サムライスピリッツの謎を紐解いてみた。
そしてそこには意外な事実が隠されていたのだ。

EDを見れば解るように、エリザヴェートとの結婚は彼女の方からの求愛である。
ではズィーガーは懇意ではなかったのか?
いや、そんなことはないだろう。愛国心強き紅獅子聖騎士団団長ズィーガー。
皇女に対する忠誠は誰よりも強く、国同様に彼女を愛していたはずだ。

だが、どこかに確かにある釈然としない想い…… その正体とは?
実は故新声社の真サムライスピリッツの謎によると、
かのナインハルト・ズィーガーはシャルロットに憧れていたのである。

ではもう一度ハッピーエンドかに思われたEDを見てみよう。



まずはこの写真だ。

この写真を普通に解釈すれば半裸で現れた無礼な弁髪漢に睨みを効かせるハゲ。
いやナインハルト・ズィーガー。
そしてそれに一切構わず豪快な笑みを浮かべ狂ったように拍手を繰り返す王虎。
という図式になるだろう。

しかしこれが違うのだ。

よく見て欲しい。
王虎に向けられていると思われたズィーガーの視線だが、実はその手前、
愛しのシャルロット嬢に向けられているようには見えないだろうか?
そして王妃となったエリザヴェートとシャルロットの視線にも注目して欲しい。



あからさまにメンチきってる王妃
拍手しながらも目は笑ってないシャル

シャルロットが覇王丸に恋心を抱いているのは周知の事実だが、彼女もまた28の漢女。
婚き遅れぬためにズィーガーもリストアップしていたのは間違いない。
自身のEDで覇王丸への想いを断ち切り、
伸ばしていた髪を切り落とすシャルロットだがこの時点ではまだ長髪。
そこから察するにまだ覇王丸が本命、
そして滑り止めに自分に気があるズィーガーという形だったのだろう。

しかしそれを横から小娘に掻っ攫われては良い気がしないのは当然だ。
これが覇王丸に振られた後であれば王妃は人知れず簀巻きにされていただろう。

そして、エリザヴェートと結婚しながらもシャルロットへの想いを断ち切れぬズィーガーは……

 ヴァー!!

と、崖っぷちで哀しみの咆哮を上げるのだった。しかも嫁の前で。
嫁は嫁でそろそろ「なぜこの人はいつも裸なのだろう?」と疑問を持ち出す時期だろう。
残念ながらこんな結婚生活が上手く行くはずはない。
さらにこの結婚で王族となったズィーガーは戦場をも奪われてしまったことになる。

恋破れ、戦をも失った鬣を奪われた獅子。
タンジルストーンをパレンケストーン並に強化するという4つの勇者の魂のひとつ、
玄珠魂を持つが故に常に魔に狙われるズィーガーはついに魔に魅入られ、
戦場を求め、狂王として隣国に侵攻。
さらにそのイケメンぶりで各国の王妃を毒牙にかけていったのでは……

結論 たくさん居る

次のサムスピのラストボスは魔に魅入られたズィーガーと考えて間違いないだろう。
ボタンを押した瞬間に超反応でコップを入れて来る魔ズィーガー…… 苦戦必至だ。

ケイゴ画伯 ヴァー!!